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ふしぎな半夏生(はんげしょう) 建仁寺両足院

ふしぎな半夏生(はんげしょう) 建仁寺両足院_e0248492_16531933.jpg

昨日の強い雨があがり今朝は早くから強い夏の日差しです。開店前にご近所の「建仁寺両足院」の夏の特別拝観にいってきました。

テーマは半夏生(はんげしょう)という不思議な植物。葉がくきの上のほうだけ白く花のように輝いています。お花のように見えて、実は葉っぱ。おしべのように中心から出ているのが本当の花の部分。お茶席を購入しないとお庭に出られないので、小さい写真でごめんなさい。

池の北側にあるのが織田有楽斎好みの如庵を模したと言う「水月亭」。
織田有楽斎は織田信長の弟で、武将にして茶人。東京の「有楽町」は有楽斎の住居跡にちなんだ名前だそうです。「数寄屋橋」も有楽斎が「数寄屋」の建物を数多く建てたことに関係あるようで、銀座を思い出してしまいました。

時間がたっても全部の葉っぱは白くならず、くきの上の部分だけのようです。しかも表面だけで裏側は緑色のまま。このめずらしい半夏生、絶滅危惧種だそうです。

学芸員さんによると半夏生はアジサイと同じで、ほんとうは雨の日のほうがしっとりと美しいようです。

白黒、いや白緑つけない、花か葉かあいまいな不思議な存在。お近くへお越しの際には、この季節の風物誌としてご覧いただけたらと思います。

http://sontyou.sub.jp/tabi/ryousokuin.htm

【題】両足院初夏の特別拝観
【期間】平成24年6月9日(土)~7月8日(日)
【受付時間】10:00~16:30 (17:00閉門)
【拝観料金】600円 中高生300円 小学生以下無料
【拝観休止日】なし
http://www.ryosokuin.com/tokubetu/
by yasuikumano | 2012-07-04 16:52 | 京都のコト
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