今週末は地元町内会の地蔵盆につき、ショップはお休みをいただきました。道路は通行止めになり、町内の地蔵菩薩、大日如来様をいつもの場所から紅白幕の張った場所にお移し御供えをしておまつりします。いつもの祠もきれいに清掃し、1年の埃を清めます。
町内の大勢の方々がボランティアとして参加し、場所の設定から何からイベントを次々にこなしていきます。イベントの中心は小さい子たちです。建仁寺からお越しいただいたお坊さんによるお説教と読経を聞きながら大きな数珠を回します。大きい珠が自分のとこにきたら拝んで額につけます。地域によっては百万遍といってお坊さんが来られる前に回向をする町もあったり、子供が少なくなったので数珠回しは見られなくなった地域もあるようです。
ビンゴやくじ引き、おやつ、金魚すくい、すいか、花火など一通りの企画の一部が今年は雨で中止になりましたが、地域がひとつになってイベントを行う、関西特に京都独特の風物詩だと思います。地蔵盆が終わるといよいよ、夏も終わり、という少しさみしい気持ちと、猛暑を乗り越えたというほっとするような気持ちが交錯します。
イラスト「地蔵盆の手帖」壬生寺自費出版 より